祇園祭には、歩行者天国や山鉾巡行があるため、
交通規制がつきもの。
それも規模がかなり大きいので、出発前にチェックしておきましょう。
また、歩行者天国のかたわらで行われるのが
と言われる、
京都旧家の家宝の公開イベントです。
交通規制された街だからこそ見られる
祇園祭の静かなお宝をチェックしましょう!
祇園祭で行われる交通規制は?
いろいろな「三大祭り」に数えられ、
期間も長く規模も大きい祇園祭ですが、
山鉾巡行や歩行者天国などのイベントに伴って、
交通規制がなされるので、注意しておきましょう。
交通規制の担当は京都府警ですので、
日取りが近くなると京都府警のホームページで
交通規制図が公開されますが、
2014年のものはまだ公開されていませんので、
参考までに2013年の交通規制図を掲載します。
2013年の交通規制は、
山鉾建ての行われる7月10日には既に始まっていました。
宵々々山の14日から宵山の16日までの3日間は、
四条通と烏丸通の一部を歩行者天国にする都合で、
例年通り大規模な交通規制が敷かれており、
この予定は2014年も変わりません。
2014年に注意しなくてはいけないのは、
これまで無かった「後祭山鉾巡行」の復活です。
後祭山鉾巡行、つまり二度目の山鉾巡行は、
今年49年ぶりに復活することで話題を呼んでおり、
24日に行われることが決定しています。
そもそもが、大規模な交通規を
2度にわたって行うことが困難ということを理由に中断されていた、
後祭山鉾巡行。
つまり、この24日前後においても、
前祭山鉾巡行同様、大規模に交通規制が行われることが必至です。
前祭山鉾巡行と、後祭山鉾巡行とでは、
ルート範囲は大きくは変わりません。
前祭山鉾巡行が、
四条通→河原町通→御池通→(烏丸御池を通過し)新町御池
というルートを通るのに対し、
後祭山鉾巡行では、
烏丸御池→河原町御池→四条河原町→四条烏丸
と、前祭のルートを逆行する形となります。
従って、交通規制の範囲としては、
前祭とほぼ同じになるであろうことが予想されます。
後祭山鉾巡行の前後に現地へ行かれる予定の方は、
京都府警ホームページで事前に、
交通規制情報を必ずチェックしておきましょう。
交通規制の範囲内では、バスの運行も規制されてますので
期間中の移動手段にはご注意くださいね。
交通規制中だからこそ!? 町中が美術館となる屏風祭とは?
祇園エリアが大規模な交通規制に入る中、
行われているのが「屏風祭り」と呼ばれるお祭りです。
これは、宵々々山から、多くは宵山にかけて、
京都の旧家などで家宝を展示公開するというイベント。
かつての京都の財力と文化を今に伝える
貴重な品々が、店頭や軒先で公開されています。
それらは、山鉾や御神輿に勝るとも劣らない
祇園祭のイベントのひとつなのです。
屏風祭の開催されるお店やお宅については、
下記のように発表されています。
(1)荒木装束店
住所:烏丸通三条上ル(2)釜座町町家
住所:三条通新町西入ル(3)紫織庵
住所:新町通六角上ル(4)伴市
住所:六角通烏丸西入(5)松村家
住所:六角通烏丸西入(6)木村家
住所:六角通烏丸西入ル(7)松坂屋
住所:新町通六角下ル(8)野田家
住所:新町通六角下ル(9)吉田家
住所:新町通六角下ル(10)藤井絞
住所:新町通六角下ル(11)安田多七
住所:烏丸通錦小路上ル ※15、16日(12)平岡旗製造
住所:四条通西洞院東入 ※16日(13)やまいち
住所:西洞院通四条下ル ※14-16日(14)杉本家住宅
住所:綾小路通新町西入ル
※14日午後4時から同9時半。
15、16日午前10時から午後9時半。有料。(15)横山商店
住所:西洞院綾小路南西角(16)青木家
住所:綾小路通西洞院西入 ※15、16日
いずれも、ご厚意による、一般のお店や住宅での公開が多いので、
訪れる際は、マナーのある見学を心がけましょう。
山鉾巡行が、動く美術館とも言われるのに対し、
屏風祭は、静の美術館と呼ばれます。
祇園祭に訪れる際には、是非ご覧になってください。
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