熱中症予防と対策!回復の期間、効果的な飲み物の作り方は?

水分補給 病気

夏が近づくと、マスコミも必ず騒ぎ出す熱中症。

実は、熱中症は水を飲むだけではダメだし、
飴をなめるだけでもダメ。

夏前に、熱中症の有効な予防対策を確認しておきましょう!

 

熱中症 なりやすいタイプとは?

熱中症にも、なりやすい人と、そうでない人とがいます。

 

ひとつは、4歳までの子ども。

幼児は、元々体内の水分量が多く、
大人の水分量が体の60~65%であるのに対して、
幼児のそれは、体の70~80%にも及びます。

 

しかも、汗腺の数は大人と変わらず、活発に活動し、
成長することそのものにも水分を消費するため、
結局、大人が頭で考える以上に大量の水分を必要としています。

 

大人の感覚で水分補給をさせていては、
間に合わないことがあるのです。

 

 

次に、お年寄り。

年齢を重ねると、必然的に感覚が鈍ってきて、
のどの渇きなどを感じにくくなってしまいます。

 

摂るべき水分を摂らず熱中症になることがあります。

 

 

最後に、
スポーツをよくする、特に男子の中高生。

スポーツの中でも、熱中症が多いのは野球だそうです。
熱中症は、スポ根とは別のメカニズムで起きています。

 

こうした人々が身近にいる場合、特に気にかけることが、
熱中症予防の第一歩です。

 

熱中症にかかった際の回復期間は症状や個人差によって様々です。

一般には軽度の症状なら数時間~1日で治りますが
中度のものなら数日かかるようです。

また、症状が治まっても体調が完全に回復するには
1ヶ月近くかかるケースも有ります。

 

決して熱中症を甘く見てはいけませんよ。

 

 

水分補給のあれこれ 熱中症に効く水分補給とは?

熱中症では、水分補給のことが言われますが、
ただ水を飲むだけでは、体内の塩分・ミネラルの濃度を
下げる結果になるので却って良くありません。

 

熱中症対策に有効な飲み物として、
「OS1」(オーエスワン)が挙げられます。

 

 

これは経口補水液と呼ばれ、適度なミネラルと塩分が
入っています。

 

実は、この経口補水液、ご自宅で作る方法があります。

 

水500mlに、砂糖とレモン汁を各大さじ2杯、
塩を小さじ4分の1加えるだけの、お手軽レシピです。

 

ポッカレモンを購入しておくだけで、
毎日買うことに比べたらだいぶ節約になりそうですね。

 

このレシピは、冬場急に熱が出たときにも有効ですよ!

 

このほかに、ミネラルの豊富な麦茶も、
飲み物としては適しています。

 

そうでないお茶やコーラには、熱中症に有効な成分は期待できませんので、
熱中症対策としてこれらを飲むことは避けましょう。

 

また、牛乳にもミネラルが入っているので
効果が期待できます。

 

 

熱中症 予防に効く食べ物とは?

飲み物について述べましたが、
熱中症の予防になる食べ物はどんなものでしょうか?

 

ひとつはスイカ。

ミネラルの豊富な食べ物で、水分量も多いので、
塩を振って食べれば立派な熱中症予防です。

 

また、梅干しも有効ですので、
お弁当などにいかがでしょうか。


梅干しは家庭での手作りに挑戦する人も大勢います。

⇒自宅で出来る梅干しの作り方はこちら!


熱中症対策といえば、塩飴というものが最近
売られるようになりました。

 

 

塩分やミネラルが配合されているので、
塩分の手薄な水分と一緒に摂取するのもひとつの手です。

 

 

飲食以外の熱中症対策

体温を上げない工夫として、
首に保水力の有る布を巻いて活動する、という方法があります。

 

 

首は太い血管がありますので、
熱を上手に逃がす工夫と言えますね。

 

また、熱帯夜の夜、寝入りばなだけクーラーをつけておいて
タイマーで消してしまう、という人が多いのですが、

夜の気温も徐々に上がっている昨今では
おすすめのできる方法ではありません。

 

クーラーが消えたときに窓が閉め切られていることで、
逆に室温と湿度が上がり、熱中症を引き起こすのです。

 

特に乳幼児やお年寄りのいるご家庭では、
節約よりも命を守ることを優先し、
弱くクーラーをかけておくことが有効な対策となります。


いずれも、どれか一つだけでは完璧とはいえません。
上手に組み合わせて、熱中症に負けない体づくりをいたしましょう。

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