年が明けるとお正月、節分、ひな祭りと
日本の古くからの行事が続きますね。
皆さんは「恵方巻」は食べたことはありますか?
今回は、そんな恵方巻についてご紹介します。
恵方巻って何?
恵方巻というのは、節分に食べると縁起がいいとされている
太巻きや、その習慣そのものを指します。
太巻きを切らずにそのまま食べることで
という意味を込めたり
太巻きを に見立て、 の意味が込められています。
ちなみに「恵方巻」という呼び方は
もちろんそれ以前から「節分に太巻きを食べる」という習慣はあったのですが
それを「恵方巻」と呼ぶ文献などは残っていないようです。
2015年はいつ食べればいい?方角は?
2015年の節分は2月3日ですので
恵方巻を食べるのは2月3日ですね。
ちなみに、恵方というのは「歳徳神」という神様がいる場所を指します。
歳徳神とは、その年の福をつかさどる神様で、
歳神、大年神(大歳神)、恵方神とも言われたりしています。
この神様がいる恵方の方角では
とても演技のいい神様です。
この恵方は、その年の十干によって決まります。
十干というのは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の総称で
子丑寅・・の十二支と合わせて と呼ばれます。
西暦の1の位の数字でその年の十干が決まります。
甲から順に、4・5・6・7・8・9・0・1・2・3と続きます。
これを方角で表すと西南西やや右となるんです。
やや右、と言うのは日本の16方位と元となった中国の24方位が微妙にズレているためです。
キッチリとは対応しないみたいなので仕方ないですね。。。
恵方巻を食べる際に注意することは?
恵方巻の食べ方は地域や年代でも異なる文化になりつつあり
毎年太巻きを食べる人でも、方角や食べ方にこだわらない
という人も増えています。
一般的には、
というのが恵方巻のルールとして有名になっています。
先ほどもご紹介しましたね。
では、なぜ黙って食べるかなのですが
願いを込めながら食べる恵方巻は
食べている間に口から幸運が入るとされているので
途中でしゃべってしまうと幸運が逃げてしまうという理由から
黙って食べるんだそうですよ!
恵方巻はどうやって作る?材料は?
恵方巻を家で作る人もたくさんいますよね。
一般的に恵方巻として食べる太巻きには
七福神にちなんで7種類の具材を巻くのが普通です。
ですが、その具材に関して細かい規定はなく
穴子、かんぴょう、おぼろ、卵焼き、かにかま、キュウリ、海老
などが一般的です。
コンビニなどで販売している恵方巻は
10種類や15種類などを巻いている商品もあれば
5種類くらいの少ない具材のものもあります。
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お好みの具材を酢飯と海苔で巻いて完成なので
とっても手軽に作ることができます。
かわりに手巻き寿司を食べる人もいるなど
文化は年々多様化してきているので
自由に楽しんだらいいと思います!
いかがでしたか?
日本の古い文化も、現代の人たちに合わせて
変わってきているのが現状ですね。
とはいえ、毎年節分に太巻きを食べるくらいは
家族で楽しんでもいいのではないでしょうか?
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