害虫といっても色々いますが、中でも、
刺されるとすごく痛いとか、死に至る可能性があるという
「ハチ」は、一番怖いもののうちのひとつです。
ところが、怖いからこそ、もしも蜂の巣を見つけたときには
駆除を考えなくてはいけません。
夏に向かってちらほら舞う姿が見られるようになるハチ。
駆除するときは、どのように行えば良いのでしょうか?
ハチの種類
ハチの駆除を自分でやるにも、また業者に依頼をするにも、
できれば確認したいのが、ターゲットとするハチの種類です。
日本で問題となることの多いハチは、主に
「アシナガバチ」「キイロスズメバチ」「オオスズメバチ」
の3種類と言えます。
アシナガバチは、その名の通り、足の長いハチで、
平べったい巣を作ります。
4月中旬から6月頃までは、女王蜂のみで、
その後の時期になると働き蜂が生まれますので、
巣を見つけたら放置せず、駆除は7月より前に行うのが理想です。
キイロスズメバチは、体が目だって濃い黄色をしており、
攻撃性の強いハチです。
溶けかけたアイスクリームのような、マーブル模様の巣をつくります。
オオスズメバチは、世界で一番大きな蜂で、
攻撃性も非常に強いため、世界最恐の野生生物と言われるほど。
土中や、洞穴の中などに巣を作ることが多いのですが、
最近では都市部でこの巣が発見されることも増えています。
ハチの巣を作るのを予防する
既に巣を作られたことがあるなど、ハチが来ることが
予想されるような場合には、
あらかじめ、春先に飛来する女王蜂や、他のハチを
捕獲してしまうことで、巣を作られることを予防できます。
誘引剤でハチを捕獲する、「ハチ激取れ」などの
薬剤で、捕獲することができます。
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ハチの巣を駆除する
アシナガバチは、スズメバチに比べて、攻撃性はまだ低いほうです。
自分で手出しをしなければ、攻撃してくることも
まずないといいます。
巣があっても、1年で使われなくなりますので、
注意しながら放置することもできます。
スズメバチは、攻撃性が強いですのでより注意して行いましょう。
駆除するときは、出かけているハチが帰ってきている
夜間に行うのが効果的です。
ハチの防護服、「ハチブロック」などが売られていますので
自分で駆除するときは必ず着用しましょう。
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まず巣全体に「ハチアブマグナムジェット」などの
駆除剤を噴霧し、巣から出てきたハチにもこれを使用しましょう。
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ハチが飛ばなくなり、巣の中の羽音が消えたのを確認して、
巣を撤去します。
業者に依頼する場合
自力で駆除するといっても、防護服も用意しなくてはいけないし、
不安が強い場合は業者に依頼しましょう。
ハチの種類によって料金が違うことが多く、
オオスズメバチだと2万円ほど、
キイロスズメバチだともう少し安く、
アシナガバチで1万円程度をみておきましょう。
現場状況や、足場の有無によっても相違が出ますので、
見積もりをとりましょう。
夏になってからのハチの駆除には、より大きな危険が伴います。
むやみに手出しをすることのないよう、くれぐれも入念に
準備してくださいね。
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