桜シーズンになると、
ニュースでよく耳にする桜前線。
なんとなく桜が咲いている地域のこと・・・
そんな風に漠然ととらえていますよね。
でも“桜前線”って、
そもそもなんのこと?
これっていったいどこが発表するものなの?
お花見は知っている。
でも桜前線っていったいなんなんだ!
そんな日常の疑問をご紹介!
桜前線とはなんなのか?
よく耳にする“桜前線”。
マンガや歌でもタイトルに持ってこられるほど有名ですが、
コレって本当はなんなの?
“桜前線”とは、
日本各地の桜の開花予想日を結んだ“線”のこと。
この調査は“気象庁”によって行われ、
いまではそれを参考にテレビでも発表していますね。
ちなみに基準になる桜は、
日本で一番多いとされる“ソメイヨシノ”!
気温に差がある北海道は“エドヤマザクラ”、
沖縄・奄美地方は“カンヒザクラ”となっています。
今でこそ辞書などにも載っていますが、
“桜前線”という言葉はマスコミから生まれました。
当初の目的は植物の研究のためで、
気象庁は桜前線を大々的に発表はしませんでした。
テレビでは開花予想日が発表されていますが、
気象庁は基本的に『観測』をしています。
気象庁が公開した毎年のデータを参考に、
いまでは民間業者が発表しています。
『開花』や『満開』の基準とは?
“桜前線”に続き、
意外と詳しい事を知らないのが“開花・満開”の基準。
しかしその前に!
桜の開花予想には“標準の木”があるのをご存知ですか?
気象庁が所有する“標本木”は、
日本各地の気象台内、
もしくはすぐ近い場所に植えられています。
桜が観測されているのは68地点!
気象庁がそんな“標本木”を使っているのは、
知らない方も多いはず。
その“標本木”の開花を合図に、
“開花日が知らせられる”ということ。
でも開花は花が咲いたときでしょ?
とは思うのですが、実はただ花が咲くのではなく、
標本木が5,6輪以上花開いた時。
という基準があるようです。
さらに満開は、
“標本木の80%以上”の花が開いた時。
8分咲きとはよく聞きますが、
満開の基準を考えると、
この8分咲きが満開と呼ばれるころなんですね。
何回も聞いたことあるけど、
意外と知らない細かい基準。
もちろんイキモノなので、
ぴったり正確にとはいきませんが、
それでも予想があると予定も立てやすいですよね!
2015年の日本各地の開花予想は?
気になる2015年の開花予想はいつだ!?
南から順番にご紹介いたします!
まず九州は 3月23日から25日。
中国四国は 3月21日から31日。
四国の中でも高知県の開花は早く、
九州よりも早い3月21日となっています。
近畿は 3月24日から31日にかけて。
平年は和歌山が一番早く、
名所が多い京都や奈良は28日頃ですね。
東海は 3月22日から4月3日。
けっこう幅広いですが、
やはり温かい風が吹く太平洋側が早いみたいですね。
関東甲信は 3月23日から4月12日。
もっとも遅いのが長野で、
一番咲きの神奈川とはなんと2週間近い差が!
東北は 4月9日から23日まで。
もっとも遅いのが北端の青森県。
ゴールデンウィークにあわせて見頃になり、
行楽シーズンのイチオシエリアですね!
日本最北の北海道は、4月26日から5月13日。
ゴールデンウィークを超えて咲くのは釧路!
日本最大の広さを誇る北海道なので、
桜前線もなかなか一筋縄ではいかないようです。
桜がスムーズに開花するかどうかは、
冬の冷え込みが厳しいかったか?
ということと関係するようです。
冬は寒く、春は暖かく。
この基本的な温度の変化が、
桜が目を覚ますのにもってこいということ。
2015年はちゃんと寒かった!
ということで、
2015年の桜は平年並みか、
ちょっと早めの開花が予想されます!
桜前線ってどこで確認できるものなの?
気象庁が開花予想を発表しなくなり、
いまでは民間業者が予想をたてています。
・ウェザーニューズ
・ウェザーマップ
・日本気象協会
・ライフビジネスウェザー
・日本気象株式会社
この5社のHPで確認できます!
それぞれ気象庁のデータを元に、
あるていど独自の予想展開をしています。
1日、もしくは2日くらいのズレがあっても、
基本的に信頼度は変わりません。
意外と知らなかった桜前線の意味。
ちょっと難しいものもありますが、
知っているとこれからのニュースがわかりやすくなるかも!
お出かけの時、
予想を立てるのにも使えるので、
ぜひ開花予想HPはチェックしてみてくださいね!
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