お盆が近くなると、町中の仏具屋さんなどでも
店頭に華やかな盆提灯が並び、
私たちの目を楽しませてくれます。
色とりどりの盆提灯は、最近ではホームセンターでも
買い求めることができますが、
それでは、盆提灯にはどのような種類や、役割があるのでしょうか。
盆提灯は何のために飾るのか?
お盆の風物詩ともいえる盆提灯ですが、
これはただの鮮やかな飾りではありません。
お盆とは、そもそも、あの世からご先祖さまを自宅に迎え
供養するための行事なのですが、
盆提灯はその中で、ご先祖さまが迷わず自宅に向かって帰って来られる、
その目印の役割を担っています。
お盆の迎え火のときには、多くは屋外でおがらを焚いたり
線香を焚いて、ご先祖様をお迎えしますが、
盆提灯を点けることによって、
おうちは、ここですよ!
という、お知らせをするんですね。
盆提灯は、故人のために家族が買い求めるほかに、
故人への供養として、親戚縁者や、生前交流のあった人から
贈られる場合も多々あります。
故人への供養の気持を表す、供物のひとつでもあるわけですね。
盆提灯の飾り方は?
盆提灯は、現在では多くが電気を通して飾るもので、
飾るにあたってあまり危険はありません。
お盆の祭壇である「精霊棚」の前に並べる形が一般的です。
盆提灯は一対(2個セット)であることが多いので、
左右に1つずつなど、対で飾りますが、
最近では予算や、部屋の狭さなども考慮して、対でないタイプも
増えてきています。
この場合は、祭壇や仏壇の周辺、好みの場所に飾って良いでしょう。
宗派による規定などもありません。
飾る時期としては、
お盆を7月にするか、8月にするかでも変わりますが、
お盆をする月の月初から飾り始める地方もあります。
そうでなくても、7月もしくは8月の13日、迎え火の日には
点灯して飾り始めます。
初めてお盆を迎えるお宅では、新盆用の白い提灯を
玄関先や窓際、軒下など、外から見やすい場所に飾ります。
白提灯は、最初の1年だけ使うものですから、
電気式ではなく、実際に火を灯すタイプも多いので
扱いには気をつけましょう。
盆提灯の種類とは?
先ほど少し話に出ましたが、
新盆(にいぼん)といって、誰かが亡くなり初めてお盆を迎える場合には、
色柄のついた提灯ではなく、白い提灯を灯します。
そのほかの盆提灯は、多くが置き型です。
床置きができるよう、台がついています。
電灯を灯すことで、その熱で中の部品が回転し、
光がくるくる回る美しい様子を飽きず眺めることができます。
最近では、スリムなモダン提灯の形をしたものも
多くなってきました。
ぷっくりとした伝統的な提灯の形とちがい、
すらっと縦長なのでスペースもとらず人気が出ています。
また、クリスマスツリーのような華やかさを醸し出す
光る花の形をしたものもあります。
他には、水が入っていて、気泡がぷくぷくと
エンドレスに浮かぶ、水槽のようなタイプなど、
色々なタイプがあります。
いずれも先祖供養にふさわしい、美しいものです。
盆提灯の価格は?
盆提灯は、一対でも
様々な価格があります。
現在ではネットショップでも多くの盆提灯が売られており、
価格も店頭に劣らない安さを実現しています。
といっても、盆提灯の美しさや、ディテールの如何は
なかなか実物を確かめないと、わかりにくいもの。
店頭で気に入ったものがあれば、
オンラインで詳細を見てみるのも良いかもしれません。
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見る者を幻想的な世界に導き、
故人もきっとその光に癒されることでしょう。
盆提灯も時代の進化に伴って多様化し、
独創性や芸術性を持つようになってきており、
家紋入りのものも、選ぶことができます。
故人の供養の時間を柔らかく照らす盆提灯。
大切な人が彼岸へ旅立ったならば、
すてきな提灯でお迎えしてみてはいかがでしょうか。
コメント
御殿丸提灯か住吉提灯を買おうか決めてます。