京都で有名な除夜の鐘のスポットは?108回撞く理由や意味とは

除夜の鐘 暮らし・文化

日本にもやっと冬がやってきましたね。

あっという間に新年を迎えます。

毎年あわただしく過ぎていく年末ですが
大晦日に全国のお寺で、鐘が撞かれているのはご存知ですか?

大晦日にお寺で撞かれる鐘を、除夜の鐘と呼びます。

わたしたちは毎年、その除夜の鐘をききながら
新年を迎えるわけですが

除夜の鐘にどんな意味が込められているのか
知っている方は少ないと思います。

そこで今回は、大晦日の除夜の鐘についてご紹介します。

 

 

除夜の鐘ってなに?大晦日の夜に撞く意味は?

大晦日の深夜0時をはさんで撞く鐘のことです。

 

毎年、鐘を撞きながら新年を迎えます。

 

人の心にある煩悩を祓うため、と言われています。

 

本来、仏教の修業を積むと、悩みや苦しみから解放されたり
悟りを開いたりできるものなのですが

除夜の鐘には、普段仏教の修業を積んでいない
わたしたちの煩悩をも祓えるという効果があります。

 

ですので、新年を迎える前の夜
除夜に撞くのが文化となっています。

 

 

 

なぜ108回撞くの?

仏教では、人の心の中にある煩悩は108つだと
考えられています。

 

除夜の鐘は、その煩悩を祓うための鐘なので
煩悩の数と同じ108回とされています。

 

 

そもそも煩悩って何?

人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする
心のはたらきのことを言います。

 

大きく分けると、欲望・怒り・執着・猜疑の4つに分類できます。
仏教を修業すると、さらに細かく分類できます。

 

一般的には、人の心の欲望のことを指すことが多いですね。

 

 

京都で有名なスポットは?

清水寺

清水寺は京都の有名スポットの一つですね。

 

清水寺では、12月25日の9時ごろから、
寺務所にて大晦日の整理券が配られます。

 

除夜の鐘は12月31日の23時45分ごろから撞き始め
2人1組で鐘を撞くことも可能です。

 

最寄り駅は京阪電車「清水五条」駅で、駅から徒歩25分の距離です。

 

そのほか、JR京都駅から市バス206系統に乗車し約10分
「清水道」停留所で下車し、徒歩10分程度です。

 

専用駐車場はありませんが、近隣に民間駐車場があります。

 

 


高台寺

高台寺は、豊臣秀吉の正室・ねねが秀吉の菩提を弔うために開いた寺です。

 

12月31日は22時ごろから先着108組の人に
整理券が配られ、整理券を持っている人は
除夜の鐘を撞くことができます。

 

除夜の鐘は23時50分ごろから撞き始めます。

 

高台寺へは、市バスのご利用が便利です。

 

JR京都駅から市バス206系統へ乗車し
「東山安井」停留所で下車し、徒歩5分ほどです。

 

専用の駐車場は150台駐車可能となっています。

 

最初の1時間は500円で、その後30分毎に250円となります。

 

高台寺の拝観をした方は、1時間無料となっています。

 

 


いかがでしたか?

 

年末は自宅で過ごす、という方も多くいらっしゃるかもしれませんが
除夜の鐘を撞きに、寺院へ出向くのもおすすめです。

 

除夜の鐘の本当の意味を知ってから聴く鐘の音は
今までとは一味違うかもしれませんね。

 

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