靖国神社では、年に2回例大祭と呼ばれる行事が執り行われます。
春と秋に4日間ずつ開催され、多数の見物客が靖国神社にやってきます。
春季と秋季ではそれぞれ内容も異なりますが、秋季はどのような内容なのでしょうか?
この記事では、靖国神社 秋季例大祭について説明します。
靖国神社 秋季例大祭の概要
今年の秋季例大祭は
開始時間は日によって異なり、
場所はもちろん靖国神社。
住所は東京都千代田区九段北3-1-1です。
駅から徒歩5分ほどで靖国神社に到着します。
有料駐車場が用意されていますが、例大祭当日は混雑が予想されますので、
公共機関を使って来場することをおすすめします。
靖国神社 秋季例大祭の内容
4日間の中で、天皇陛下の勅使から供え物が献じられ、
奉祝行事や奉納芸能などが行われます。
多数の政治家や政治団体が参拝するので若干物騒ではありますが、
その内容は日本の伝統を今に伝える素晴らしい物ばかり。
詳細はまだ判明しておりませんので、
今年も開催されるであろう過去の奉祝行事や展示会を紹介します。
献茶式
抹茶を点てて神に供える儀式です。非常に地味な行事ですね。
献茶は明治以降に流行し、実行者の権威を誇示する意味もあるそうです。
ちなみに、神に抹茶を供えることを献茶と言い、
仏に抹茶を供えることを供茶と言います。
奉納菊花展
秋季例大祭でのみ開催される菊花展です。歴史があるだけあって、見事な菊が展示されます。
特別献華展
御祭神に美しい花を見ていただくため、生花をお供えするようになったのは戦後すぐのこと。
昭和27年には献華協会が設立され、毎年10万瓶を越える生花が奉納されています。
草鹿式
昭和42年から開催されるようになった草鹿式は、弓術の小笠原流の方々により奉納されます。
的をめがけて弓を射るわけですが、騎射の流鏑馬と異なり、
全国でも珍しい歩射の形をとっている式です。
明治神宮で開催される秋の大祭では流鏑馬が披露されるため、
これに対抗して開催されるようになりました。
流鏑馬は京都の葵祭などでも開催されますが、歩射はめったに見ることは出来ません。
ぜひ見物していただきたいです。
以上、靖国神社 秋季例大祭について説明しました。
例大祭を見物しに行くときは、用心するに越したことはありません。
多数の政治団体が参拝するため、多少物騒になります。
しかし、展示や奉祝行事は素晴らしい物ばかりで、日本の伝統を肌で感じることが出来ます。
ぜひ見物していただきたいです。
また、遊就館では常設展示を見物することが出来ますので、
こちらにも足を運んでみてください。
終始混雑が予想されますが、昼の食事時だと若干空いているかもしれません。
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