秋が近づくと、「お月見」という言葉を
耳にする機会が増えるようになりますね。
でも「お月見」って実際何をするものなのか、
何のための日なのかって知っていますか?
意外と知られていない「お月見」の基本を紹介します。
そもそも「お月見」っていつ?
旧暦とは月の満ち欠けをもとにした暦ですので、
普段使っている太陽暦の暦とは変わってきます。
そのため、毎年お月見の日は変わるのです。
旧暦の8月15日は満月に近く、
お月見の日のことを とも呼びます。
いつからあるの?
旧暦の8月15日に里芋の収穫祭として、
お月見には里芋を食べる風習がありました。
日本に伝わったのは平安時代ころと言われており、
日本では主にお団子をお供えして月を見上げます。
お月見は二度ある?
旧暦の8月15日に満月を眺めて行うお月見ですが、
この日を とも呼びます。
この十三夜の風習は日本独自のもので、
多くの地方で二度お月見が行われます。
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うさぎは関係ある?
お月見というと、
よく言われますね。
実際に月の模様がそのように見えるからなのですが、
元々は昔のおとぎ話から来ているものです。
おとぎ話の内容は、
というものです。
他人のために命をかけたうさぎの優しさが
月には表れているということでしょうか。
ちなみに、海外ではさまざまな見え方が言われています。
近隣国の中国ではうさぎが薬草をついている姿として、
アメリカでは女性の横顔に、
ヨーロッパではカニの姿に見えているそうです。
お月見は風物詩
日本人は月を眺めるという風習が昔からありました。
月を眺めることで心が安らぐという効果もあるそうです。
特に女性は月の満ち欠けが精神へ与える影響が大きいです。
近年では「お月見」という行事を行う人は減ってきていますが、
たとえお団子や里芋などのお供えをしないとしても、
一年のうちで一番大きくて綺麗に見える月を眺めて、
是非心を静めてリラックスしてみてください。
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