春によく聞く“七草粥”。
この料理、
食べた事がない人も多いのでは?
今回は“七草粥”の由来や、
お家で作れるレシピをご紹介!
七草粥とは?
1年の無病息災を願って食べられたり、
春のお祝い事で疲れた体、
特にお酒を飲みすぎた、
胃を休めるためにも食べられました。
ですが、
地域のよっては七草粥の習慣はないみたいです。
なぜなら、材料の七草が、
気候によって手に入らないから。
東北北部では、
ごぼうやにんじん、
大根をたくさん入れた という、
精進料理を食べるようです。
なぜ七草かというと、
春先に芽吹くため、
邪気を払うといわれていました。
そして七草は、
日本のハーブとも呼ばれます。
疲れた体を癒してくれる、
新年の栄養食でもあったわけですね。
いつ食べるのか?
七草粥を食べるのは、
お米を使った塩味のお粥ですが、
地方によってはお餅を入れることも。
神社で振舞われる事もあり、
この行事は七草の節句とも呼ばれます。
地域によって日にちが別のこともあるみたいですが、
ほとんどは1月7日。
なぜ7日なのかというと、
この風習はもともと中国にありました。
そして、
かつて宮廷の官吏昇進が7日に決定したから。
邪気をはらい、
無病息災のほかにも、
出世の意味が込められているんですね。
また、7日は松の内最後の日。
ご馳走三昧で疲れた胃腸を休めるのに、
ぴったりの日ということですね。
七草とは?
見たことあると思います。
ところがこれ、
実は“七種粥”と書くのが本当のようです。
一般に
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、
ホトケノザ、スズナ、スズシロです。
ただし、手に入らない地域もあり、
その時にある7種類の材料をつかったといいます。
それで“七種粥”。
これで と読むのです!
たしかに、雪国とあったかい地方では、
野菜の収穫時期もかなり違いますよね。
ところで七草って、
聞きなれない名前ばっかり。
いえいえ、
実はそれぞれ身近な植物ばかりなのです。
ホトケノザやハコベラ、
ハハコグサにナズナは、
結構雑草として生えているものですね。
ですが、
セリは八百屋でも売っており、
セリ鍋などが有名。
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そしてスズナはなんとカブのこと!
さらにスズシロは大根です!
たしかに大根やカブなら、
お鍋やお粥にも合いそうですよね。
レシピが知りたい!
七草粥の作り方は、
ある程度はおかゆと一緒のようです。
七草全て揃わなくても、
大根やカブの葉だけで作っても、
十分美味しいですよ!
特に、
今では春の七草の季節には、
八百屋やスーパーで詰め合わせを売っています。
カブや大根以外が揃えられなくても、
きちんと一袋にまとまっているので、
もしかしたら見たことがない七草がしっかり見れるかも!
そして、
いくら道端に生えているからといって、
そこらへんの草で代用してはいけません。
おなかを壊す原因にもなりますし、
食用に育てられていないので、
なにがあるかわかりませんよ!
意外と知らない春の七草粥の作り方や、由来。
春先の温度の変化は、
けっこう風邪を引いてしまいがち。
栄養たっぷりの七草粥も、
いいかもしれませんね。
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